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上新電機、減収増益 平成29年3月期第2四半期決算発表  既存店の伸び悩みが最大要因 徹底させる「顧客への感謝の気持ちを高める」意識改革

◆「厳しい半年で気持ちが重い」
そう言って口を開いた上新電機中嶋克彦社長は2016年11月11日、平成29年3月期第2四半期の業績が白物が堅調に推移したものの、映像商品や情報通信・関連商品の低調もあって、売上高は前年同期比1%減の1799億9600万円、営業利益は同17.2%増の44億8200万円の減収増益になったことを報告した。減収の要因として「既存店の伸び悩み」を指摘。その対応策として、全社員の意識改革の徹底を挙げ「顧客への感謝の気持ちを高める」ことの大切さも強調した。

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上新電機・中嶋克彦社長

 今年は夏の猛暑によってエアコン、冷蔵庫が売行きを伸ばし、洗濯機も堅調に推移するなど総じて白物家電は堅調に推移したが、テレビやブルーレイレコーダーなどの映像商品は前年同期から約6%~7%余の減少となった。電子レンジなど調理家電や照明器具もマイナスとなっている。また、パソコンは同0.8%と微増したもののパソコン周辺機器をはじめ情報通信・関連商品は同5.1%減少した。
 この状態を中嶋社長は「設置工事や説明の伴う白物家電は伸びたものの、ネット通販でも買える黒ものと呼ばれる映像商品、情報通信・関連商品は減少した。ネット販売に需要を奪われているようである」と分析する。

 低調な調理家電の中でも、たとえば炊飯器は10万円程度の高級機種は売れている。
 今年10月から営業本部長に就任している高橋徹也執行役員が「実演や試食などを通しておいしいご飯が炊けることを丁寧にしっかりと提案すると、顧客は自分の生活スタイルの中でその商品がどのような価値を発揮するのかが分かれば、それを買ってくれる」と話すように、同じ商品でも工夫を凝らすことによって売れる。

 ただ「10万円の商品を100台売るのと、3万円の商品を300台売るのでは、後者の方が店の賑わいを増す」(中嶋社長)ことからも、上位の高級商品だけでなく中間、下位のクラスにも目をやるキメ細かな営業にも同時に進める。

■日本一の幸せ提供する企業

 上新電機は2015年11月をスタートとする中期経営計画「JT-5000 経営計画」で、日本一の幸せ提供する企業を目指すとしている。同社が社是で「愛」を掲げるように、そこには「皆さんの幸せは私たちの幸せでもある」(中嶋社長)といった、相互享受の考えが根底に存在する。
 しかし現状ではそれも高い壁のようだ。それは「減収で企業の規模を拡大出来ない状態では、当社と顧客が相互に利益を享受できる状態ではなく、幸せを提供出来ない」(中嶋社長)からである。
 現在、同社は独立系の家電量販店として経営を保っているが、中嶋社長は「日本で一番小さなグループであり、さらに上を目指さなければならない」と、現状に不満を示すとともに拡大への強い意欲をみせていた。

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 その対策として掲げるのが既存店のテコ入れである。
 同期中の新規出店は埼玉県の狭山イオン店をはじめ2店舗だけだった。逆に4店舗を撤収しており「出店が思うように出来ない」(同社長)といった状態が続いている。そうした中での売り上げ増は既存店のパワーアップしかないわけで、今、同社が全店舗でリフォーム事業や太陽光発電システム事業などスマートライフの推進へと舵を切っている通りに、顧客には住宅に関連したトータル的な提案を強める方向だ。
 今年10月から営業本部長に就任している高橋徹也執行役員は「出店は今、相当数を仕込んでいる。一つひとつの案件を厳しく慎重な目で判断している状況である。1、2年後には加速度的に出店して行くことになるだろう」と、将来に期待を持たせている。

 もうひとつが社内の意識改革である。
 「意識改革とは当社で買っていただいた方、店舗へお越しいただいた人たちへの感謝の気持ちを如何に持つか、それに付きる」
 高橋営業本部長はそう言い切る。
 家電量販店の中でも同社は地域家電店のようなキメ細かな接客姿勢が特徴とされている。それをもう少し高めていこうというもので「かって当社が誇りとしていた営業・接客の文化を思い出して継承していきたい」(同営業本部長)とする。
 社内にいるスーパー販売員と呼ばれるスキルの高い社員の能力を水平展開するための販売員トレーニング講座も実施している。

 犬伏卓経理部長が「消費マインドを冷やしている」というように、3月期の業績予想も売上高で3750億円(前年同期比1.8%増)に、当初計画から下方修正しているが、通期目標は中嶋社長が「ボリュームを目指す」というように、さらなる拡大を目指していく。


[上新電機 JT-5000 経営計画]
http://www.joshin.co.jp/joshintop/news_pdf/20151117_ir.pdf



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インスタントラーメンを食べると<小池さん>になる !?

◆オタクの街、大阪・日本橋のでんでんタウンにはいろんなオタクショップが軒を並べているが、ご当地インスタントラーメンの専門店はここだけだろう。
 8年前に日本橋商店会の中にある空き店舗を利用してオープンしたのがやかん亭さくら大阪総本店。オーナーは子どもの頃からインタスタントラーメンを食べ続け、ここ28年間は1日1食はインスタントラーメンを食べてきたという大和イチロウさん(49歳)である。
 同店のチラシ「ラーメン番付」には大和さんの似顔絵が描かれているが、それは赤塚不二夫の漫画に登場する<小池さん>に良く似ているのである。
 大和さんは「インスタントラーメンを食べ続けていると自然と似てきました」と笑っている。

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300種類のご当地インスタントラーメンが並ぶやかん亭さくら

 「そんな商売やめとき、儲からへんで」
 大和さんがご当地インスタントラーメンの専門店を作ろうと店舗探しを始めると、不動産屋も大家も聞いたこともないそのような商売が出来るはずがない、と貸すのを断るほどだった。
 日本でも珍しい商売を始める原点は、瀬戸内の因島で育った大和さんの両親が喫茶店を営んでいたことだった。店が忙しいため、昼ご飯は簡単なインスタントラーメンが多かったのだ。それが最初のラーメンと深くかかわる最初の出会いだった。

 四苦八苦してようやく見つけた店舗は、路地の奥まった日本橋商店会の中だった。うわさを聞きつけてやって来る若い人たちは少しずつ増えていったが、女性客が少ないなど限られた人しかやって来なかったがネックだった。
 より多くの人たちに来店してもらおうと、2016年7月には日本橋4丁目の現在地の店舗に移転している。車も行き来する広い通りに面していることもあって、連日、20代、30代を中心に若い人たちが全国の珍しいラーメンを買い求めにやって来ている。

 同店が取り扱うインスタントラーメンは400種類にもなるが、店内には常時約300種類が並んでいる。すべて袋ラーメンである。世界では年間1億食の消費があると言われるインスタントラーメンだけに「海外からの観光客の来店も多いですよ」と大和さん。
 日本には今、インスタントラーメンは1500種類が流通しているという。それらを食べ尽くしてきた大和さんは、販売するに際してはメーカーの工場を訪ねて、それぞれの成分や製法を聞いている。「データを公開してもらえない場合には販売をしない姿勢です」

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スタッフおススメNo,1のインスタントラーメンは利尻昆布ラーメン

 ところで人気の高いインスタントラーメンは、利尻昆布を練り込んだ麺とあっさりダシの「北海道・利尻昆布ラーメン」、アジの煮干しと特製の焦がしラードが重厚感ある味を作っている「北海道・蜂屋醤油ラーメン」、麺にカニ身を練り込んでカニ風味たっぷりな「北海道・毛ガニラーメンシリーズ」の三つ。

 大和さんがこのところこだわりを見せるのが鳥スープのラーメン。「今は豚スープがメインだが、かつては鳥が多かった」(大和さん)といい、中華そばの味を生かした山形の「鳥中華」、珍しい秋田の「比内地鶏白湯ラーメン」、鳥スープに瀬戸内産のレモンを入れた「瀬戸内塩レモンラーメン」がおススメだという。

 大和さんは今、新たにご当地ラーメンの監修も行っている。紹介してくれたのがひとつが「九州ラーメンど真ん中 長崎あごだししょうゆラーメン」である。人気の高い煮干し系のラーメンで、インスタントラーメンを1万食以上を食べている大和さんならではの舌とこだわりが生かされている。


[やかん亭さくら]
http://yakantei.com/



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